楽譜のリピート記号の読み方|「どこへ戻る?」が図で分かる!

楽譜のリピート記号の読み方。どこへ戻るか、弾く順番を図で解説

リピート記号が読めると、楽譜の進み方が分かります!

「どこへ戻る?」「次はどこを弾く?」を、記号の一覧と演奏順の図で確認しましょう。

記号の一覧をすぐ見る ↓

この記事を書いた人

ギター講師・杉山つよし

ギター講師 杉山つよし

ギタースクールTSG主宰。リットーミュージックからギター教則本などを出版。テレビ番組・ニュース・ドラマ・アニメ・ゲーム・CMなど、幅広い分野のレコーディングを経験。アーティストのツアーやレコーディングのサポートも行い、自身の音楽作品も発表しています。

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リピート記号の一覧|意味をすぐ確認

楽譜に出てきた記号を探してみてください。タップすると、その記号の詳しい読み方に移動します。

To Coda・Fineは、D.C./D.S.で戻る流れとセットで確認してください。

リピート記号:同じ区間をもう1回

太い線・細い線と、2つの点が目印です。終わりの記号まで来たら、対応する開始の記号まで戻って、もう1回弾きます。

リピートの開始と終了に挟まれたAとBを、A・B・A・Bの順で演奏する
A・Bは、それぞれ演奏する区間を表しています。
弾く順番
ABAB次へ
戻り先の記号がないときは?

曲の最初に戻ります。開始のリピート記号は、省略されることがあります。

1カッコ・2カッコ:弾く場所を切り替える

「1.」「2.」のカッコがあったら、1回目と2回目で、最後に弾く部分が変わります。

1カッコのB、2カッコのC。A・B・A・Cの順に弾く
弾く順番
ABAC次へ
1回目A → B(1カッコ)→ 戻る
2回目A → C(2カッコ)→ 次へ

2回目は、1カッコの中を弾きません。Bを飛ばして、Cへ進みます。図を指でたどってみると分かりやすいですよ♪

D.C.・D.S.:戻る場所の違い

D.C.ダ・カーポ曲の最初へ
D.S.ダル・セーニョセーニョ記号へ

どちらも「戻る」指示ですが、戻る場所が違います。ここを見分けられれば、進む順番を追いやすくなります。

D.C. al Fine:最初へ戻り、Fineで終わる

D.C.(ダ・カーポ)は曲の最初へ。al Fine(アル・フィーネ)は、戻ってからFineまで弾く、という指示です。

Aの終わりにFine、Bの終わりにD.C.alFine。A・B・Aと演奏してFineで終わる
弾く順番
ABAFineで終わり

D.S. al Fine:セーニョへ戻り、Fineで終わる

D.S.(ダル・セーニョ)で戻るのは、Sのような形のセーニョ記号。この図では、Bの始まりにあります。

Bの頭にセーニョ、Bの終わりにFine、Cの終わりにD.S.alFine。A・B・C・Bの順に演奏する
弾く順番
ABCBFineで終わり

To Coda・Fine:飛ぶ場所と終わる場所

To Coda(トゥ・コーダ)は、別に書かれたコーダ=曲の終わりの部分へ飛ぶための目印です。

最初から飛ばないのがポイント!

最初にTo Codaを通るときは、そのまま先へ。D.C.やD.S.で戻ってきてから、コーダへ飛びます。

D.C.やD.S.で戻ったあとに、To Codaの地点からコーダ記号の場所へ飛ぶ
左が「飛ぶ地点」、右が「飛び先」です。

Fine(フィーネ)は、戻ったあとのゴール

先ほどのD.C. al Fine/D.S. al Fineの図では、最初にFineを通ったときは先へ進み、戻ってきたらFineで演奏を終えます。「ファイン」ではなく「フィーネ」と読みます。

小節線・終止線・フェルマータも確認

見た目が似ていても、点があるか、線が太いかで意味が変わります。こちらも一緒に見ておきましょう。

小節線小節を区切る線です。
複縦線(ふくじゅうせん)曲の大きな区切りを示します。
終止線(しゅうしせん)曲の終わりを示す、細い線と太い線です。
フェルマータ音をほどよく長くのばします。

フェルマータは、演奏順を変える記号ではありません。のばす長さは、きっちり何拍と決まっているわけではありません。

練習問題|小節番号を順にたどろう

最後に、記号を組み合わせた例を見てみましょう。楽器は持たずに、小節番号を順にたどるだけでOKです!

「2.3.」のカッコは、2回目と3回目に弾く部分です。この例では、D.S.で戻ったあとはリピートをせず、2.3.カッコへ進みます。

数字は小節番号です12345S67891011121.2.3.To Coda1314D.S. al Coda1516Coda
1小節目からスタート。演奏する順番を考えてみましょう。
答えを見る:演奏する順番と理由
1:小節番号をたどろう
12345へ

まずは最初の4小節を弾きます。

2:小節番号をたどろう
56789105へ戻る

1回目は1カッコへ。10小節のリピート記号で、5小節に戻ります。

3:小節番号をたどろう
5678111213へ

2回目は9〜10小節を飛ばし、2.3.カッコへ。まだD.S.で戻っていないので、To Codaは通過します。

4:小節番号をたどろう
13145へ戻る

14小節の右下にあるD.S. al Codaで、セーニョのある5小節へ戻ります。

5:小節番号をたどろう
5678111215へ飛ぶ

D.S.で戻ったあとはリピートをせず、2.3.カッコへ。今度は12小節の右上のTo Codaから、15小節へ飛びます。

6:小節番号をたどろう
1516終わり

コーダの15〜16小節を弾いて終わりです。

「どこへ戻るか」と「戻ったあとにどこで飛ぶか」を分けて確認すると、順番を追いやすくなります。

よくある質問

D.C.とD.S.は、どちらも曲の最初へ戻るのですか?

曲の最初へ戻るのはD.C.です。D.S.はセーニョ記号へ戻ります。Sのような形の印を探してみてください。

リピート記号は、何回繰り返せばいいですか?

ここで紹介した基本のリピートは、同じ区間をもう1回、合計2回弾きます。カッコに数字がある場合は、その数字に合わせて弾く部分を選びます。

D.C.やD.S.で戻ったら、リピート記号も繰り返しますか?

戻ったあとは、リピートを省略して進むのが一般的です。この記事の練習問題もその読み方です。5小節へ戻ったら1カッコには入らず、2.3.カッコへ進んでください。

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ギター講師・杉山つよし

ギター講師 杉山つよし

ギタースクールTSG主宰。リットーミュージックからギター教則本などを出版。テレビ番組・ニュース・ドラマ・アニメ・ゲーム・CMなど、幅広い分野のレコーディングを経験。アーティストのツアーやレコーディングのサポートも行い、自身の音楽作品も発表しています。

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