基本のギターコードを覚えたら次は?似たフォームからコードを増やすコツ

ギター初心者ガイド|基本コードの次へ

コードは、
似た形から増やそう!

基本コードの次は、どう覚える?
変わる場所を見つけて、好きな曲へ♪

例えば、Eの指を1本外すと…

EEの押さえる位置6543211234
E7E7の押さえる位置6543211234

4弦の2フレット → 開放弦へ

ギターを楽しむ女の子。右上の図はEからE7への変化
EE6543211234
E7E → E76543211234
次のコードは、曲の中から♪

先に全部、
覚えなくて大丈夫。

弾きたい曲に出てきたら、
知っている形と比べて、ひとつずつ。

TSGの入門メソッドも、基本の12個から。

TSGギター入門メソッドでは、この12個を出発点に、似た形からコードを増やします。

CGAmEmDmFmaj7Aadd9(簡略A)Dadd9(簡略D)F♯m11EBm7B7

Aadd9・Dadd9は教材内の簡略フォームの呼び方です。以下の図では、通常のA・E・D・Gを基準に比べます。

そのままの位置基準から変わる位置○ 開放弦 / × 鳴らさない弦

図は横向き。上が1弦、下が6弦、左側がナットです。丸は押さえる位置を示し、指番号ではありません。

曲に出てきたコードを、似た形から覚えよう

弾きたい曲にAsus4が出てきたら、まず知っているAと比べてみましょう。

A

基準のAAの押さえる位置6×543211234
2弦2フレットが、次の変化の目印。

Asus4

Aから変わるのは、ここAsus4の押さえる位置6×543211234
2弦:2 → 3フレット。小指で3フレットを押さえる方法もあります。

Aの2弦を、2 → 3フレットへ。
このAsus4は、Aから1フレット上げた形です。ゼロから覚えるより、違いがつかみやすいですよね。

ほかにも、マイナー・7・maj7など、元のコードの音を少し変えて作れるフォームがあります。まずその共通点を知っておくと、新しいコードが覚えやすくなります。

曲で出会う知っている形と比べる曲の中で覚える

動かす場所は、コードやフォームによって違います。以下の図で「どの弦を変えるか」まで確認しましょう。

Aの仲間から広げよう

Aを基準に、変わる場所を見てみましょう。
Amを知っている方は、Aとの共通点も探してみてください。

A

基準のフォームAの押さえる位置6×543211234
2弦2フレットが、次の変化の目印。

Asus4

Aと比べるAsus4の押さえる位置6×543211234
2弦:2 → 3フレット。小指で3フレットを押さえる方法もあります。

A7

Aと比べるA7の押さえる位置6×543211234
3弦:2フレット → 開放。その弦の指を外します。

Am

Amの基本フォームAmの押さえる位置6×543211234
2弦:2 → 1フレット。AとAmは、ほかの位置が同じです。

Am7

Amと比べるAm7の押さえる位置6×543211234
Amの3弦:2フレット → 開放。Aから見ると、2か所の変化。

Aadd9

Aと比べるAadd9の押さえる位置6×543211234
2弦:2フレット → 開放。指を1本外す、指2本のフォーム。

名前が似ていても、響きは違います。
A → Asus4 → Aなど、2つを行き来して音の違いも聴いてみましょう。

ここでは、教材と同じ指2本のAadd9(5弦から02200)を紹介しています。

Eの仲間は、指を外す変化にも注目

Eから、3弦や4弦を変えると、知っているEmや新しいコードにつながります。

E

基準のフォームEの押さえる位置6543211234
3弦1フレットと、4弦2フレットに注目。

Esus4

Eと比べるEsus4の押さえる位置6543211234
3弦:1 → 2フレット。ほかの弦の位置は同じ。

Em

Emの基本フォームEmの押さえる位置6543211234
3弦:1フレット → 開放。Eの人差し指を外した形です。

E7

Eと比べるE7の押さえる位置6543211234
4弦:2フレット → 開放。3弦の指は残します。

Em7

Emと比べるEm7の押さえる位置6543211234
Emの4弦:2フレット → 開放。残るのは5弦2フレットの指。

まずはE → E7、またはEm → Em7のどちらか1組で。外した指が、開放弦に触れて音を止めていないか確認しましょう。

押さえる位置や、ほかのフォームを確認TSGコードダイアグラムで、コード名を選んで見比べられます。アプリを開く ↗

Dの仲間は、細い弦の動きを見る

Dの1弦・2弦に注目すると、変化を見つけやすくなります。

D

基準のフォームDの押さえる位置6×5×43211234
1弦2フレット、2弦3フレットを目印に。

Dsus4

Dと比べるDsus4の押さえる位置6×5×43211234
1弦:2 → 3フレット。小指を加える形でもOK。

Dmaj7

Dと比べるDmaj7の押さえる位置6×5×43211234
2弦:3 → 2フレット。1〜3弦がすべて2フレット。

D7

Dと比べるD7の押さえる位置6×5×43211234
2弦:3 → 1フレット。指の配置も組み直します。

Dm

Dmの基本フォームDmの押さえる位置6×5×43211234
1弦:2 → 1フレット。DとDmの違いは、ここ。

Dm7

Dmと比べるDm7の押さえる位置6×5×43211234
Dmの2弦:3 → 1フレット。1・2弦を同じフレットで押さえます。

変わる位置と、指の動きは別。
音の位置は1か所の変化でも、押さえやすくするために指を組み直すことがあります。Dmaj7・Dm7は、指を分けて押さえても、小さなセーハを使ってもOKです。

G・Cの仲間にもチャレンジ

Gの仲間は、1弦の変化が分かりやすいところから。Gsus4は、2弦の変化と5弦のミュートに注目。

G

基準のフォームGの押さえる位置6543211234
ここでは2弦を開放にするGを使います。

G7

Gと比べるG7の押さえる位置6543211234
1弦:3 → 1フレット。音を2フレット分下げます。

Gmaj7

Gと比べるGmaj7の押さえる位置6543211234
1弦:3 → 2フレット。音を1フレット分下げます。

Gsus4

Gと比べるGsus4の押さえる位置65×43211234
2弦:開放 → 1フレット。5弦はミュートして鳴らしません。

Cからも、指を1本足す・外すだけで、似たコードに広げられます。

C

基準のフォームCの押さえる位置6×543211234
いつものCを出発点に。

C7

Cと比べるC7の押さえる位置6×543211234
3弦:開放 → 3フレット。Cの形に小指を足します。

Cmaj7

Cと比べるCmaj7の押さえる位置6×543211234
2弦:1フレット → 開放。人差し指を外す形です。

同じコードでも、フォームによって変わる位置は異なります。普段使っているGが別の形なら、まず上のGと比べてみてください。

似た形には、音の変化の法則がある

コードが違っても、同じ役割の音が変わっています。
それぞれのフォーム全体で、動く場所を見比べましょう。

そのまま変化前変化後

図の上が1弦、下が6弦。点線の丸は元の位置で、同時に押さえる場所ではありません。

マイナー

3度の音を、1フレット下げる

A Am

A → Am6543211234×
2弦:2F → 1F

E Em

E → Em6543211234
3弦:1F → 開放

D Dm

D → Dm6543211234××
1弦:2F → 1F
sus4

3度の音を4度へ。この例では1フレット上げる

A Asus4

A → Asus46543211234×
2弦:2F → 3F

E Esus4

E → Esus46543211234
3弦:1F → 2F

D Dsus4

D → Dsus46543211234××
1弦:2F → 3F
7

重なったルート音の1つを、2フレット下げる

A A7

A → A76543211234×
3弦:2F → 開放

E E7

E → E76543211234
4弦:2F → 開放

D D7

D → D76543211234××
2弦:3F → 1F
maj7

重なったルート音の1つを、1フレット下げる

D Dmaj7

D → Dmaj76543211234××
2弦:3F → 2F

G Gmaj7

G → Gmaj76543211234
1弦:3F → 2F

C Cmaj7

C → Cmaj76543211234×
2弦:1F → 開放
m7

マイナーの変化 + 7の変化

A Am7

A → Am76543211234×
3弦:2F → 開放
2弦:2F → 1F

E Em7

E → Em76543211234
4弦:2F → 開放
3弦:1F → 開放

D Dm7

D → Dm76543211234××
2弦:3F → 1F
1弦:2F → 1F

共通するのは「変える音の役割」。動く弦はコードごとに違います。
別のフォームでは、同じ役割の音を2か所変える場合もあります。

音の役割をもう少し詳しく

マイナーは長3度を短3度に、sus4は長3度を完全4度に替えます。7・maj7の図は、重なっているルート音の1つを短7度・長7度に替えた例です。m7はマイナーの変化と7の変化を組み合わせています。

曲に出てきたコードを、知っている形と比べよう

練習中の曲に、まだ覚えていないコードが出てきたら。
そのときに、知っているコードと比べてみましょう。

  1. 1曲に知らないコードが!

    弾きたい曲にAsus4が出てきた!

  2. 2知っている形と比べる

    Aとの違いは、2弦の1フレット分。

  3. 3その曲で少しずつ覚える

    元の曲で、繰り返し弾いてみよう。

先に全部覚える必要はありません。
曲に出会うたびに、似た形と見比べる。この繰り返しで、使えるコードを増やしていきましょう。

コードの押さえ方を、一覧で見比べたいときに基本から応用までのコード図と、手元に置ける無料PDFを用意しています。コード一覧を見る ↗

よくある質問

ここにあるコードを全部覚えないと、次へ進めない?

全部覚えなくて大丈夫です。曲に出てきたコードから練習しましょう。このページは、そのときに戻って見比べるためにも使えます。

アプリやコード一覧と、押さえ方が違うのはなぜ?

同じコードにも複数のフォームがあります。この記事は、覚えた形との違いが分かりやすい例を選んでいます。鳴らさない弦も含めて確認し、前後のコードとつなげやすい形を使いましょう。

A7・Am7・Amaj7は、同じもの?

別のコードです。A7はAに7thの音を、Am7はAmに7thの音を加えたもの。Amaj7では、加わる7thの音も異なります。曲に書かれたコード名を確認して、区別して覚えましょう。

似たコードなら、曲のコードを勝手に置き換えてもいい?

フォームが似ていても響きは違うので、基本は曲に指定されたコードを使います。弾きにくい場合は、同じコードの別フォームがないか調べるか、先生に相談してください。

覚えたコードを、曲につなげる練習もしたい方へ。

TSGギター入門メソッドでは、基本の12コードから、コードチェンジ・ストローク・曲の練習へ進んでいきます。押さえ方や練習の進め方に迷ったときは、先生への質問や演奏動画の相談も活用できます。

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この記事を書いた人

ギター講師・杉山つよし

ギター講師 杉山つよし

ギタースクールTSG主宰。リットーミュージックからギター教則本などを出版。テレビ番組・ニュース・ドラマ・アニメ・ゲーム・CMなど、幅広い分野のレコーディングを経験。アーティストのツアーやレコーディングのサポートも行い、自身の音楽作品も発表しています。

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