「効率の良い練習」を意識して逆にギターが上達しなくなるヤバいパターン
「効率の良い練習」を考える時に先に知っておかないと危険なパターンがあります。
「趣味でギターを楽しんでいる人」の90%くらいに当てはまります。
効率を意識するとヤバいパターン
結論から言うと、「効率を意識したせいで、練習時間が短くなる事」です。
具体的な悪い例としては、【効率の良い練習】を意識したことによってギターが楽しめなくなり、徐々に練習時間が短くなり、「元々練習時間が1日60分」だった人が、「1日30分」になってしまう。
そして徐々に「ギターを弾かない日」が増えてしまう…。これがよくある失敗パターンです。
言い換えると、「絶対に練習時間が減らないように気をつける」が効率の良い練習を意識する時の条件になります。
基本的に練習時間の長さは効率の良さよりも大切
多くの生徒さん達を見てきた経験から、
「効率の良さよりも楽しく練習をしている時間の長さの方が、上達に繋がる」と感じています。
「楽しくなくて練習時間が減ってしまうくらいなら、楽しいことばっかりやった方がいい」と思っています。
効率が良いかどうか?は気にするタイミングがあります。
ちょっと乱暴な言い方になってしまったんですが、こんな意見もあると思います。
「そうは言っても自分は効率の悪い練習をして時間を無駄にしてしまって後悔しているぞ!」
「練習方法を変えたら上達が早くなった!やっぱり効率の良い練習は大事じゃないか!?」
そんな風に感じたあなた、、おめでとうございます!! あなたは「効率の良い練習を意識したほうが良い方」です!!
効率/正しい方法を意識しすぎて「何が自分にとって楽しいか?」を探せない人は意外に多い
結局の所、「練習内容に関係なく、ギターを弾くのが楽しいから、練習時間は減らない!」と言えるくらいモチベーションの高い人は、色んな練習方法を知って、効率を高めることは重要なんですよね。
だけど、「間違った練習方法をしてはいけない」「効率を上げなくてはいけない」と意識しすぎて楽しめなくなり、結果、練習時間も減ってしまう…という悪循環に陥ってしまう方は実はたくさんいらっしゃいます!
まとめると下記のようになります。
「練習時間が減ってしまうくらいなら、効率は気にせず、とにかく楽しめる練習をする!!」
「練習時間は絶対減らない!というくらいやる気にあふれている場合は効率の良い練習を意識する」
絶対に好きなこと以外練習しないほうがいいですよ、、、
このように考えるようになったキッカケの一つを紹介します。
以前、ピアノがもっと上手くなりたいな、と思っていた私は友人のピアニストに「ピアノの良い練習方法ってなにか無い?」と質問したことがありました。
その際に、「杉山さん、絶対に好きなこと以外練習しないほうがいいですよ」と言われたんですよね。(彼自身もマルチプレイヤーでした)
これって今となってはとっても納得のいく考え方で、言い換えれば、下記のような事ではないかと思っています。
「2つ目、3つ目の楽器を練習するときはモチベーションが下がらないのが絶対条件。効率の良さを意識すると弾く時間が短くなって結局弾けるようにならないから、自分が楽しめる練習を選んでやったほうが良いですよ」
これって、「これから楽器を弾いてみようかな?と思っている方たち」や、「趣味で気軽に楽器を楽しもうと思っている人」にも当てはまるんですよね、、!
そしてこれまでたくさんの生徒さんたちを見て「正しい練習方法を意識しすぎて、楽しい練習が何か?を見失ってしまう生徒さん」がたくさんいることに気が付きました。
だからいつも言っています。
「練習時間が減るくらいだったら、楽しい練習ばかりしていて良いですよ!」と。
たくさん練習しているその先に「もっと効率を上げたい」という気持ちが出てくるはずですから!
効率のUPが必要な人
ちょっと大雑把ですが、下記のようにも表現できます。
◆練習量が少なくて、上達していない → 練習量を増やすべき
◆練習量が少ないが、上達している → 出来れば、練習量を増やすべき
◆練習量が多いが、上達していない → 効率を上げるべき
◆練習量が多く、 上達している → 良い状態!
もちろん練習効率は良いに越したことはないです。
ですが上記の通り効率を意識した方が良いのは「練習量が多く上達をしていない」状態の時となります。
具体的な時間で言うと「少なくとも一日60分以上は練習をする」という方は、ある程度効率を意識しても良いかもしれませんね。
練習時間が60分以下の場合は、「もっと弾きたくなる楽しい練習」をひたすら探せば良いと思います。
あ、、、ちなみにプロ志向の方とかは言うまでもなく「効率の良さは大事!」です(笑)そもそもプロ志向で一日60分も練習してません、という人はいないと思いますが(笑)。
仕事の都合などで「一日30分しかギターが弾けないから俺には効率が大事なんだ!!」という方もいるとは思います。
そういう方は効率UPを目指しても良いと思います…ただし、そのせいで「練習時間が減ってしまった…」とならないよう、お気をつけて!
悪い癖、フォーム、誤解などは早めに知っておいたほうが良いかも
ここまで効率の良さを意識しすぎる事のデメリットをお伝えしてきましたが、
逆に、「悪い癖、フォーム」「練習方法に関する誤解」などは早めに知っておいて損は無いと思います。
間違っていた事を止めるだけで済むのなら、練習時間が減る、ということも無いですからね。
ギターレッスンでは悪い癖、フォームの指摘をしてもらえる、ということが大きなメリットの一つです。生徒さんがもっと楽しく練習できる方法を一緒に悩んで考えます。
ご興味ある方は気軽にご連絡ください!!最適な練習方法を一緒に考えましょう~!!!
この記事を書いた人
ギタリスト 杉山つよし
20歳からプロ活動を開始、24歳でJAZZトリオでグランプリ(埼玉県知事賞)を獲得。25歳の時よりギタースクールTSGを設立、運営。
20代の頃からギター教則本の執筆を行い、近年は作曲/編曲などの音楽制作、TVドラマ、ニュース番組、アニメ主題歌、CM、ゲームミュージックなど様々な録音に参加。自身のギター作品の発表などの活動も行っている。
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